Redmine試験運用中です。
今日は研究室で動かしているサーバーのOSをUbuntuからArch Linuxに変えたついでに、Redmineを試験運用してみることにしました、というお話です。
名前は度々聞くんだけど何なのかよくわかっていなかったので、まずはサクッと調べてみました。
RedmineはRuby on Railsで開発されている、Webベースのプロジェクト管理ソフトウェアである。
Wikipediaこのページの冒頭をそのまま引いて来ました。Ruby本体や、あのmikutterのプロジェクト管理にも使われているようです*1。インストールガイドが日本語で書かれているので、基本はそれをなぞるだけでいいようです。
インストールの準備
ひとまずLAMPに仕上げただけのほぼまっさらなArch Linuxに、まずはRuby自体をインストールします。Redmineがバージョン管理のためにSubversionを使っているのと、tarballのURLを調べるのが手間だったので、Subversionもついでにインストールします。
$ sudo pacman -S ruby subversion
そのあと、svnコマンドでリポジトリをチェックアウトしてきます。
$ svn checkout http://redmine.rubyforge.org/svn/branches/2.1-stable redmine
ではインストールします。
とりあえずgemをインストール
1.4.0以降では、Redmineはgemの依存関係を管理するために Bundler を使っています。まずはBundlerをインストールしてください
とのことなので、まずはBundlerをインストールします。
gem install bundler
そのあと、特に指定されてませんが一応Redmineをチェックアウトしてきたディレクトリに移ってbundle installすることで、必要なgemsを一気にインストールします。
cd redmine bundle install --without development test
データベースの設定
ここまで来ればあとはほとんどがデータベースの設定です。
まずはデータベースの準備をしましょう。すでにMySQLをインストールしてあるので、今回はそれを使うことにします。必要なデータベースとユーザーを作成します。
$ mysql -p mysql> create database redmine character set utf8; mysql> create user 'redmine'@'localhost' identified by 'hogehoge'; mysql> grant all privileges on redmine.* to 'redmine'@'localhost'; \q
続けてconfig/database.ymlを作成します。すでにひな形があるのでそれを使わせてもらうことにします。
cp config/database.example.yml config/database.yml
そのあと、プロダクション用のデータベースの設定を書きます。今回はMySQLとRuby1.9.3の組み合わせなのでこうなります。
production: adapter: mysql2 database: redmine host: localhost username: redmine password: hoge
それからセッションストアの鍵を作ります。おもむろに
rake generage_secret_token
と打ち込むだけです。
このあと、データベースのマイグレーションを行い、デフォルトデータを登録します。
RAILS_ENV=production rake db:migrate RAILS_ENV=production rake redmine:load_default_data