読みやすいコードを書こう!
【リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)/Dustin Boswell 他】なんだかもやもやしていたものが少し晴れる感じで... →bit.ly/SdtzLa #bookmeter
— ゆうなんとか@ね む いさん (@yuu_hara) 9月 22, 2012
というわけで、このたびリーダブルコードを読み終わりました。
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)
- 作者: Dustin Boswell,Trevor Foucher,須藤功平,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は「コードを読みやすくするちょっと気の利いたやり方を集めてみました」といった感じです。特に目新しいことは書いてないのですが、それをまっとうにやれてないのでぐさっときます。「読みやすいコードとは何か」から始まり、識別子の名づけ方、コメントの書き方、制御構造の並び順など、「美しく読みやすいコードを書く」ための方法論を示してくれています。ひとつひとつは大したことないのですが、これを積み重ねていくとあら不思議、あっという間に読みやすいコードが生まれます。超キモチイイね、という寸法です。実際読みやすいコードを書くとどうなるのか。著者はこうなるんじゃないでしょうか、と言っています。
この目標を(ぼくたちみたいに)受け入れたら、君はきっと優秀なプログラマになれるはずだ。自分の仕事に誇りを持ち、周囲のみんなが喜んで使ってくれるような、バグの少ないコードを作り出せるようになる。
具体的には、すらすらとコードが読めるようになる、どこでバグっているのかすぐにわかるようになる、テストがやりやすくなる、機能の追加が簡単になる、究極的には「すぐに読みこなせるので、自分の書いたコードを忘れてもよくなる」などなどを挙げています。いいことづくめですね。
たくさんあるサンプルコードはほとんどが10行あるかないかですが、それがほんのちょっとした修正でみるみるうちに読みやすくなっていきます。短いコードなのに「おお、読みやすくなってる」と思うことでしょう。これも見ていてすごく気持ちい。こんなコードさらっとかける人憧れちゃいましゅううううううううううう
それから、時折痛いところをついてくるふざけた挿し絵も見所です。これをぱらぱら見ていくだけでも十分楽しめますし、言いたいことをコミカルによく表しているので、いい感じに理解の助けにもなります。なお、挿し絵のセリフもちゃんと翻訳されているので英語が読めなくても心配無用です。どうしても英語で(よ)みたい数奇な方は原著を買いましょう。
まえがきにもある通りつまみ読みするだけでも十分使えるのですが、できれば前から、馬鹿正直に、腰を据えて、じっくり読むほうがいいかもしれません。それから何度も読み返しましょう、特に最初の方。まだまだ飲み込みきれていませんが、「あっここはこうすればいいんじゃないかな」って思えてきます。こうなったらあとはおぼしめすままコードを書けば、読みやすいコードが書けるようになっているかもしれませんね。
GitHubやjsdo.itなんかでコードを公開するようになってからというもの、私のコードの「ひどさ」はなんとなく気づいていたのですが、どう修正すればいいのかわからなくて困っていたところでした。この本を何度も何度も読んで、どんどんコードを書いていくいくうちに、少しはマシになるんじゃないかなと期待しています。さあ、リファクタリングだ…!