海のかなたからやってきたサムライのおはなし
このたびようやく読み終わったので感想文です。
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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技術書としてはまだ薄い部類に入りますが、300ページほどあり、内容も結構濃いものだったので、10日で読み切るのは少々無理がありました。原因はほかにも中間発表があったのでそのために時間を割いていたというのもありますけどね。
で、この本は何なのかというと、アジャイルソフトウェア開発の達人が弟子に「これがアジャイルソフトウェア開発だ!」と正しき道を説いていく物語です。スターウォーズであればジェダイの修行みたいな感じでしょうか。この本の内容を十分に理解できれば、あなたは立派なアジャイルの騎士、というわけです。
アジャイルな開発を始めるにあたって、どのような心掛けをするべきかから始まり、要求の洗い出し、要求の大きさ、開発の速度、納期の予定日のあたりをつける方法、日々実践したい強力なプラクティスの紹介までを、小気味よい
そうした解説の間に、きりのいいところでアジャイルの達人「マスター・センセイ」が、「熱心な弟子」である読者に難しい問いかけをしてきます。紙面上で受け答えする弟子と同じような考えを持っているのであれば、アジャイルソフトウェア開発をするにあたって十分な心掛けを持っているという寸法です。
先々月のリーダブルコードの時もそうですが、やっぱり「やらないといけません」。
最初からうまくいくとは思っていないので、やれるところから少しずつやっていきたいですね。