ゆうなんとかさんの雑記帳的な。

Twitterで踊ったり音ゲーしたりしてるあの名前がよくわからない人が書いてるらしいよ。

動かないと思っていたものを動かすという発想、ものが最初から真ん中にある必要なんてないんだって謂う発想

この旅行中にようやく読み切ることができました。
今回はたしか去年の暮に買って、しばらく読みきれる気がせずそれっきりだった「λに歯がない」のレビューです。

λに歯がない λ HAS NO TEETH (講談社文庫)

λに歯がない λ HAS NO TEETH (講談社文庫)


とある研究所で奇妙な殺人事件が起きるところから物語が始まります。被害者は身元不明、銃殺された上に全員歯が抜かれている。おまけに事件現場となった研究所はセキュリティーが厳しく事実上の密室なのに、凶器の拳銃は見当たらない。
さあ一体どうやってこの密室を破ったのか、犯人は何処に姿をくらましたのか、なぜ被害者には歯がないのか…事件の解決に向けてああでもないこうでもないと議論します。最後の方に出てきた研究所の構造や、とある人物の事故死などがキーポイントでしょうか。
そして、ここに来てVシリーズの保呂草さんが登場。1節だけの登場とはいえ、私が好きなシリーズの登場人物が出てきたのはすごく嬉しいですね。それと同時に、Vシリーズでも少し言及のあった真賀田四季の姿が見え隠れします。本当にこの人何者なんでしょうかね。シリーズを通してのラスボス的な感じがします。それから今回は事件が起きた場所の兼ね合いから、Vシリーズの主人公たちよりも犀川と西之園の2人組が目立つお話でした。S&Mシリーズのリフレインみたいな感じです。そうした前回までのシリーズで出てきた人物がどんどん出張るお話だったので、Gシリーズの主人公たちが好きな方はちょっと残念に思うかもしれませんね。

本とは関係ありませんが、やっぱり読書は日の出ているうちに遠くへ移動しているときがはかどりますね。浜村渚シリーズは家で読みきりましたが、今回はほとんど電車やバスの中で読みきりました。日差しがあるのもありますが、携帯ばっかり見ているとバッテリーが持たなくなるというのもあるのでしょうね。さすがに技術書は重たいので持ち歩きませんが、こういった小説なんかは気軽に持ち運べるのでよいです。今月はもう1回旅行する予定なので、そのときにもう1度感想文をかけたらいいかなと思っています。ご期待ください!?