ゆうなんとかさんの雑記帳的な。

Twitterで踊ったり音ゲーしたりしてるあの名前がよくわからない人が書いてるらしいよ。

この本の感想を書くには、この記事は短すぎる。

旅行の間に読み切ってしまいました。

浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)

浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)


普段は短編小説なのに、たまたまの長編小説をたまたま長旅の間に読み切ってしまうというなかなか面白いことになっています。
今回は予告した通り「浜村渚の計算ノート3と1/2さつめ」です。今までとは違って長編小説になっていて、副題の「ふえるま島の最終定理」から察しのついた方もいるかもしれませんが、フェルマーの最終定理をフィーチャーストーリーとなっています。
舞台は瀬戸内海の孤島「ふえるま島」にある数学好きが集まったホテル。いくつもの謎が隠されたこのホテルに、いつもの面々が手違いで上陸します。
この島で数ヶ月前に起きた悲しい事故の真相、ホテルの元オーナーが残した遺産のありか、そして、フェルマーの最終定理という真理へとたどり着くことはできるのでしょうか。というのが大まかなストーリーです。
ちょっとしたところから大きなものまで、至る所に数学のしかけが盛りだくさん。今までは浜村渚の名推理(証明?)を鮮やかに描いたショートストーリーといった性格が強かったのですが、今回は今までよりもストーリーが長い分、謎解きを楽しみながら、数学をもっと楽しみながら読むことができます。作者さんも途中で、親切にもぜひ一度謎解きにチャレンジしてみてください、と言っています。
私はしばらく考えてみたけれど的外れの推理をしてしまいました。忘れたころにもう一度読んで、今度こそは正解してみたいですね。