Fedoraのアルファ版をリリース版にしたかもしれない記録。
私が個人的に使ってたFedora17のアルファ版をリリース版にした時に結構苦労したのでメモメモです。
Ubuntu同様楽だろうなと思って余裕ぶってたら1日潰れてしまいました。アレは楽すぎたので参考になりませんでしたね
はじめはGUIで何とかできないだろうかとpreupgradeでやろうと思いましたあれこれ考えなくてもいいから楽だし。
というわけで早速インストール…
$sudo yum install preupgrade
パッケージ preupgrade-1.1.10-2.fc17.noarch はインストール済みか最新バージョンです
何もしません
されてました(^_^;) というわけで
$sudo preupgrade
でPreupgradeを起動してみたものの、ここでまさかの問題が…
アップグレードするバージョンを選択する画面で、選択肢が出てこない
アルファなんぞ使う物好きさんがGUIでアップグレードなんて(笑)という事ですかそうですか…
結局1時間ほどあれこれしたあと、この方法は断念しました。
次にインストールメディアを落としてきて、それでアップデートしてやろうと思いました楽だし。PC組むときにケチったったおかげで光学ドライブを積んでないので、Fedora 17リリース版のLiveUSBを作ってやらないといといけません。
幸運にも謹製のLiveUSB作成ツールがあるので、今回もそれをありがたく使わせていただきました。
FedoraのライブUSBを手軽に作成「Fedora Live USB Creator」 - MOONGIFT|オープンソース・ソフトウェア紹介を軸としたITエンジニア、Webデザイナー向けブログ
アルファ版をインストールした時にもやったし、これなら楽勝だろう。(ヴァルキリープロファイルのルシオ風に)
そう思ってたのですが…
…なぜかブートしてくれない(´・ω・`)なんだ、この異常な波動は…(ヴァルキリープロファイルの(ry)
二度三度とUSBメモリをフォーマットし、BIOSの設定も見直し、と一からやり直しを試みたのですがちっともブートしてくれない。
仕方なくこれも諦めました。
最終的にyumでアップデートする選択肢を取りました。Fedoraは16から17にバージョンが上がるタイミングでディレクトリ構造が変わっています。具体的には、いままでの/bin、/sbin、/lib、/lib64が/usrディレクトリ以下に移動し、ルートディレクトリにある奴はぜんぶリンクになってます。なので、ツールを使わないアップグレードは少々めんどくさいというかFedoraって所詮RHELの人柱だしだいたいどのバージョンでもアップグレードには四苦八苦したという話しか(ryと聞いていたのですが、もともと変更後のディレクトリ構造だしまあいいよね…ということで、小難しいことは考えずにYumでパッケージのアップデートをします。
$sudo yum update
すると、依存性の解決で競合が起きていました。
sane-backends.x86_64を消すとupdateがとおったなど。[ついっか@ぺりあHD]
— ゆうなんとか@安心と信頼の居眠り姫さん (@yuu_hara) 6月 3, 2012
ということで、sane-backends.x86_64を一旦削除しました。
$sudo yum remove sane-backends.x86_64
ツイートの通り、依存性の解決ができたので更新をインストールします。お風呂に入ってる間には終わるだろうと思い、席を外してたのですが、エラーが出て止まってました…
nm-connection-editor.x86_64 リムったらうpだてせいこう
— ゆうなんとか@安心と信頼の居眠り姫さん (@yuu_hara) 6月 3, 2012
今度はnm-connection-editorで名前が競合していたようです。また64bit版と32bit版とで名前が競合していたか…これを一旦削除するとしばらく待った後うまく行きました。
$sudo yum remove nm-connection-editor.x86_64
最後に念のため、upgradeしておきました。
$sudo yum upgrade
更新と設定されたパッケージがありません。
…どうも必要がなかったようです。
試しにバージョン情報を確認してみます。
$cat /etc/fedora-release
Fedora release 17 (Beefy Miracle)
$uname -a
Linux ********** 3.3.7-1.fc17.x86_64 #1 SMP Mon May 21 22:32:19 UTC 2012 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux